アテネ銀メダリスト倒し、会心の笑み 太田決勝へ

太田がアテネ銀メダリスト倒し、決勝へ進出した！！

相手の胸に一撃を突き立てた瞬間、日本勢で史上初のメダル獲得が確定した。
アテネ五輪銀メダルの強豪サンツォを１５－１４の接戦で下し、
防具を脱いだ太田は「一度も勝ったことのない相手。よく勝ったと思う。最後までよく戦えた」。
表情には会心の笑みが弾けた。準々決勝で世界選手権王者のヨピッヒを退けたのに続く大殊勲だった。

　不思議と落ち着いていた。相手の息づかいが感じられたほどだ。
「（相手は）元気がなかった。序盤で５点連取できたことが効いたと思う。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最初からアップテンポで来られていたらきつかった」。
言葉通り、０－１から、連続５得点で一気に流れを引き寄せた。その後は一進一退。それでも冷静でいられた。１４－１４で迎えた最終攻防でも
「いつもなら自分から（攻めに）行ってしまうところだけど、相手の出方を見て対応できた」。
会心の勝利だった。

　太田のフェンシングとの出合いは唐突だった。
小学校３年のとき、元選手の父から家庭用ゲーム機を買ってもらったときに始まる。
引き替えにフェンシングをやることを約束させられたのだ。
以来１４年間、“父子鷹”で練習漬けの日々を送ったそうな。
自宅の廊下や居間、家族旅行先でも父を相手に剣を握った。
「大学２年まで、練習を休んだ日は１日もなかった」ほどだ。

　高校２年で史上最年少の１７歳で全日本選手権を制覇し、大学１年でアテネ五輪に出場を果たした。
その後、一時スランプに陥ったが、０６年アジア大会で金メダルを獲得して復活。
今春、大学を卒業したが、就職活動は一切せず、北京にすべてを賭けてきた。
太田は「みな死ぬ気でいる」ときっぱり。自ら勝ち取った快挙だった。

素晴らしい！！金を取って日本へ帰ってきて欲しいとおもうな。。。

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